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熱分析装置の納品までについて(某国立大学での場合)
1.
パーキンエルマー社製 
入力補償型示差走査熱量測定装置 DSC7、 TAC7/DX熱分析コントローラーを設置します。
2.
PC類と接続します。
3.
パージ・ガスの接続をします。
4.システムを起動し、ソフトウェアを立ち上げます。
  PCはWindows7にアップデート可能です。
5.
(1)下のグラフはベースラインの調整を行っています。
パージ・ガスを供給し、アルミカップを左右のセンサーに乗せ、50℃〜250℃までスキャンし、ベースラインを寝かせています。

(2)上のグラフはインジウム約10mgを左側のセンサーのアルミカップに乗せ、右側のレファレンスセンサーにアルミカップ(空)を乗せてレスポンスを見ています。十分機能すると判断できます。

ここまでのテストをパスしました後は、お客様自身でテストを行って頂き、最終確認を行っていただき、納品が完了いたします。

※DSC7は精密な電子装置として正しく取り扱って頂く限り、日常の保守はほとんど必要ありません。
ユーザー様にとりまして価格メリットの大きな製品です。

DSC7 仕様)
DSC タイプ:入力補償温度ゼロ原理、温度差ではなくエネルギーを直接測定する。
DSC セル:独立したプラチナ製抵抗発熱体と温度センサーを持つプラチナ・イ
       リジウム合金製の独立した2つのファーネス
測定範囲:-170〜730℃
      (室温以下は液体窒素、インタークーラー、氷槽を使います。
       標準仕様は氷槽ですが、オプションで液体窒素用ドライボックス、
       インタークーラーもご用意できます)
熱量測定精度:±0.1%以内
温度精度:±0.1℃以内
昇温速度と降温速度:0.1℃〜500℃/min(0.1℃ステップ)
最大感度:8uW (1uWモデルあり)
RMSノイズ:2uW(0.002mW)
サンプルサイズ:0.5〜30mg(容積:サンプルパン封入内)
詳しくはお問い合わせください。